岩手県立美術館

企画展

舟越保武彫刻展 -まなざしの向こうに-

日時
2014年10月25日(土)〜2014年12月7日(日) 
場所
企画展示室

詳細

当館の所蔵作家であり、戦後日本具象彫刻界を代表する作家の一人である舟越保武の回顧展。彫刻作品約60点のほかに初公開作品を含むドローイング作品を併せて紹介し、舟越が生涯をかけて追及した芸術の粋に迫ります。
会  期: 2014年10月25日(土)― 12月7日(土)
会  場: 企画展示室
開館時間: 9:30-18:00(入館は17:30まで)
休 館 日: 月曜日(11月3日、11月24日は開館)、11月4日(火)、11月25日(火)
主  催: 岩手県立美術館、公益財団法人岩手県文化振興事業団、読売新聞社、美術館連絡協議会
後  援: 岩手県芸術文化協会、岩手県商工会議所連合会、岩手日報社、盛岡タイムス社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオもりおか、岩手ケーブルテレビジョン、マ・シェリ、情報紙 游悠協 賛 ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン・日本興亜損保
協  賛: ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜
協  力: ギャラリーせいほう
観 覧 料: 一般1000円(800円)、高校生・学生600円(500円)、小学生・中学生400円(300円)
*20名以上の団体は、前売料金と同額で観覧できます。
*前売券は、本展開幕前日まで岩手県立美術館のみでの販売となります。
*療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方、およびその付き添いの方1名は半額になります。
*企画展観覧券で常設展もご覧になれます。

本展は、本県出身の彫刻家で、戦後日本の具象彫刻界を代表する作家の一人である舟越保武(ふなこし・やすたけ、1912―2002)の生涯と作品を回顧する展覧会です。
 舟越は大理石や砂岩などの石の素材による清楚な女性像で知られていますが、1950年以降は自らのカトリック信仰に基づいた宗教的主題の作品で独自のスタイルを確立しました。それらは崇高な美しさをたたえており、他の具象彫刻作品とは一線を画するものです。とりわけ、長崎市に設置された《長崎26聖人殉教者記念像》をはじめ、《原の城》や《ダミアン神父》は、彼の代表作というだけでなく、日本の近代彫刻史に残る作品といえるでしょう。
 晩年は病のため右半身の自由を失いましたが、なおも左手で制作を続け、それまでのものとは異なる迫力をもつ作品を生み出しました。
 本展は、岩手県立美術館所蔵の舟越保武作品と国内の代表的な作品、およびご遺族が所有されている未公開のものを含む多数のドローイング等を紹介し、彫刻家として舟越が生涯追い求めてきたものは何であったのかを探ろうとする試みです。
 岩手県内では20年ぶりの大規模な展覧会となります。
関連イベント
  • 開催記念対談 *終了しました
    講師:末盛千枝子氏[舟越保武氏ご息女]×千住明氏[作曲家]
    2014年10月25日(土) 14:00-15:30
  • 講演会「かたちの詩学―舟越保武と沈黙のコトバ」 *終了しました
    講師:若松英輔氏[批評家]
    2014年11月1日(土) 14:00-15:30
  • ワークショップ「大理石に顔を刻もう」 *終了しました
    講師:長内努氏[美術家、彫刻家]
    2014年11月8日(土)、9日(日) *2日間で1講座
  • 映画上映会「日本二十六聖人 われ世に勝てり」 *終了しました
    (1931年/90分/製作:平山政十/弁士:小崎登明修道士)
    2014年10月26日(日) 13:10-、15:00-(2回上映)
  • 館長講座2014「舟越保武・信仰と芸術」 *終了しました
    講師:原田光(当館館長)
    2014年11月3日(月・祝) 14:00-15:30
  • 学芸員によるギャラリートーク *終了しました
    2014年10月31日(金)、11月14日(金)、11月28日(金)、12月5日(金) 各日14:00-(30分程度)
◎展覧会会期中は、レストラン「パティオ」にて特別メニューをお楽しみいただけます。

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)