イベント
ナイトギャラリートーク「巨匠が愛した美の世界 川端康成・東山魁夷コレクション展」
- 日時
- 2017年7月21日(金) 18:30~19:00
- 場所
- 企画展示室
詳細
当館学芸員が、企画展「巨匠が愛した美の世界 川端康成・東山魁夷コレクション展」の作品について、解説します。
講師:当館学芸員
定員:なし
川端康成(1899-1972)は、日本で初めてノーベル文学賞を受賞した小説家ですが、独自の審美眼で、幅広い時代の美術品を収集しました。江戸時代の文人、浦上玉堂の代表作《凍雲篩雪図》(国宝)をはじめとして、古今東西の名品が数多く含まれています。
川端と長らく親交のあった日本画家、東山魁夷(1908-1999)もまた美術品の収集家であり、二人は美術品の収集を通じて、美についての思索を深めていきました。本展では、川端と東山のそれぞれの収集品を紹介し、二人の巨匠が心から愛した美の世界に触れようとするものです。
また岩手関連のトピックとして、川端文学の最高傑作の一つである『伊豆の踊子』を生み出すきっかけとなった本県ゆかりの少女との恋愛とその破局を伝える二人の手紙や写真を展示し、川端文学の創造の源泉に迫ります。
さらに、昨年末に川端邸で新たに確認された90点余りの資料から、夏目漱石をはじめとする川端が敬愛した文豪たちの書画や、同時代の作家たちの書や手紙など、川端の眼を通したもう一つの文学史ともいえる作品の数々をご紹介します。これらの新資料は、全国に先駆けて岩手県立美術館での初公開となります。
※観覧券が必要です。
観覧料:一般 1200円(1000円) 高校生・学生 700円(600円)
小学生・中学生 500円(400円)()内は、団体料金です。
※いわて生活協同組合の組合員カードご提示で団体料金で観覧できます。
参加ご希望の方は本展観覧券をお持ちのうえ、直接企画展示室にお越しください。