企画展
松田松雄展
- 日時
- 2015年10月3日(土)〜2015年11月29日(日)
- 場所
- 企画展示室
詳細
緊張感と静けさに満ちた心象風景を描き続けた陸前高田市出身の画家、松田松雄の回顧展です。
会 期: | 2015年10月3日(土)─11月29日(日) |
会 場: | 企画展示室 |
開館時間: | 9:30-18:00(入館は17:30まで) *10月10日(土)は9:30-20:00(入館は19:30まで) |
休 館 日: | 月曜日(10月12日、11月23日は開館)、10月13日、11月24日 |
主 催: | 岩手県立美術館、公益財団法人岩手県文化振興事業団 |
後 援: | 陸前高田市教育委員会、一般社団法人岩手県芸術文化協会、岩手県商工会議所連合会、岩手日報社、盛岡タイムス社、東海新報社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、ラヂオもりおか、岩手ケーブルテレビジョン、マ・シェリ、情報紙 ゆうゆう、三陸鉄道 |
観 覧 料: | 一般800円(650円)、高校生・学生500円(400円)、小学生・中学生300円(250円) *20名以上の団体は、前売料金と同額で観覧できます。 *療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方、およびその付き添いの方1名は半額 になります。 *企画展観覧券で常設展もご覧になれます。 |
岩手県陸前高田市出身の松田松雄(まつだ・まつお 1937-2001)は、会社勤めをしていた20代半ばに福島県いわき市に移り住み、1967(昭和42)年から転身して画家の道を歩み始めました。以後、1993(平成5)年に突然の病に倒れて制作の中断を余儀なくされるまで、いわきを主な拠点に活動を展開しましたが、盛岡でもたびたび個展を開催し、岩手の美術界に忘れがたい印象を残した存在として知られています。
松田にとって絵画とは、「自分は何者か」を問い続ける場所でした。地平線を背景にマント姿の人物たちが点在する風景、うずくまるように身を寄せ合うモノクロームの群像、白と黒のストロークで画面が埋め尽くされた抽象画。次々と変貌を遂げたその作品は、記憶の奥に刻まれた過去の自分との対峙、あるいは「これから日々変わって行く自分の本当の顔との出会い」を求めて生まれた表現の軌跡を示すものにほかなりません。一貫して簡潔な色彩とフォルムで構成される画面からは、常に自分自身を冷徹な目で観察し、余計な要素を排して、自らの内に潜むイメージの本質に迫ろうとする画家のひたむきな姿勢がうかがえます。
岩手県内で初の回顧展となる本展では、初期から晩年までの作品を展示して表現の変遷をたどり、見る者の心を惹きつけてやまない松田松雄の世界をご紹介します。
松田にとって絵画とは、「自分は何者か」を問い続ける場所でした。地平線を背景にマント姿の人物たちが点在する風景、うずくまるように身を寄せ合うモノクロームの群像、白と黒のストロークで画面が埋め尽くされた抽象画。次々と変貌を遂げたその作品は、記憶の奥に刻まれた過去の自分との対峙、あるいは「これから日々変わって行く自分の本当の顔との出会い」を求めて生まれた表現の軌跡を示すものにほかなりません。一貫して簡潔な色彩とフォルムで構成される画面からは、常に自分自身を冷徹な目で観察し、余計な要素を排して、自らの内に潜むイメージの本質に迫ろうとする画家のひたむきな姿勢がうかがえます。
岩手県内で初の回顧展となる本展では、初期から晩年までの作品を展示して表現の変遷をたどり、見る者の心を惹きつけてやまない松田松雄の世界をご紹介します。
関連イベント
- 講演会「いわきのマグマ 松田松雄の人と芸術」
講師:谷 新 氏[宇都宮美術館館長]日時:2015年10月3日(土) 14:00-15:30*終了しました - コンサート「青い鳥」
出演:赤津ストヤーノフ樹里亜氏[ピアニスト・作曲家]日時:2015年10月10日(土) 18:00-19:20*終了しました - 学芸員講座「松田松雄の仕事をたどる」
講師:根本亮子[当館主任専門学芸員]日時:2015年11月8日(日) 14:00-15:00*終了しました - 学芸員によるギャラリートーク
日時:2015年10月16日(金)、10月30日(金)、11月13日(金)、11月27日(金)
各日14:00-(30分程度)追加開催:10月10日(土) 17:00-(30分程度)*終了しました
◎展覧会会期中は、レストラン「パティオ」にて特別メニューをお楽 しみいただけます。