企画展
靉光と交友の画家たち
- 日時
- 2002年2月23日(土)〜2002年3月31日(日)
- 場所
- 企画展示室
詳細
会 期: | 2002年2月23日[土]-3月31日[日] | |
主 催: | 岩手県立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会、テレビ岩手 | |
後 援: | 岩手日報社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手 | |
協 賛: | 花王株式会社 | |
出品点数: | 126点(靉光83点、新人画会メンバー43点) | |
観 覧 料: | 一般/800円(650円) 高校・学生/500円(400円) 小・中学生/300円(250円) ( )内は20名以上の団体料金 企画展の観覧料で常設展もご覧になれます |
靉光は明治40年(1907)に広島に生まれました。本名は石村日郎。大阪で絵を学んだ16歳頃から靉川光郎と名乗り、やがて靉光(あいみつ)と称するようになります。大正13年(1907)に上京して太平洋画会研究所に通い、本格的に画家として歩み始めますが、靉光が絵画制作に打ち込んだ時代は、日本が戦争に向かって歩んだ時期でもありました。戦争が人々の生活に暗い影を落としていく中、靉光は画家としてひたむきに生き、飽くことなく表現への探求を続け、独自の世界を築きます。たぐいまれな描写力と強靭な造形力に支えられたその作品は戦後高い評価を与えられ、近代日本洋画の一つの到達点ともいわれています。終戦直後の昭和21年(1946)に上海の病院で戦病死するまでの40年に満たない生涯の最後に靉光が遺した自画像は、深い内省から生み出され、時代を超えて人々に訴えかける作品となりました。
本展は、靉光の才能の萌芽が認められる少年時代の作品から習熟期ともいえる太平洋画会研究所時代の作品、現実を超えて不思議な植物や虫たちの世界を創造した一連の作品、そして晩年の自画像まで83点の作品で靉光の画業を振り返ると同時に、戦時下の過酷な状況にあってなお制作発表の場を持ち続けた「新人画会」のメンバー、井上長三郎、鶴岡政男、大野五郎、糸園和三郎、寺田政明、松本竣介、麻生三郎の作品43点をあわせて展示し、新人画会展の再現につとめながら、靉光が生きた時代と交友をたどります。
本展は、靉光の才能の萌芽が認められる少年時代の作品から習熟期ともいえる太平洋画会研究所時代の作品、現実を超えて不思議な植物や虫たちの世界を創造した一連の作品、そして晩年の自画像まで83点の作品で靉光の画業を振り返ると同時に、戦時下の過酷な状況にあってなお制作発表の場を持ち続けた「新人画会」のメンバー、井上長三郎、鶴岡政男、大野五郎、糸園和三郎、寺田政明、松本竣介、麻生三郎の作品43点をあわせて展示し、新人画会展の再現につとめながら、靉光が生きた時代と交友をたどります。
関連イベント
■講演会「靉光とその時代」
講師:江川佳秀氏(徳島県立近代美術館主任学芸員)
3月10日[日] 14:00-
■アート・シアター劇団銅鑼公演
3月17日[日] 開場:15:30 開演:16:00
■ギャラリートーク
3月1日[金]・3月15日[金]・3月29日[金] 各日14:00-
講師:江川佳秀氏(徳島県立近代美術館主任学芸員)
3月10日[日] 14:00-
■アート・シアター劇団銅鑼公演
3月17日[日] 開場:15:30 開演:16:00
■ギャラリートーク
3月1日[金]・3月15日[金]・3月29日[金] 各日14:00-