岩手県立美術館

企画展

旅のシンフォニー パウル・クレー展

日時
2002年4月13日(土)〜2002年6月9日(日) 
場所
企画展示室

詳細

会  期: 2002年4月13日[土]-6月9日[日]
主  催: 岩手県立美術館、岩手日報社
後  援: スイス大使館、日本パウル・クレー協会、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、NHK盛岡放送局
協  力: 日本航空株式会社
出品点数: 162点、写真パネル23点、資料18点
観 覧 料: 一般/1000円(800円) 高校・学生/600円(500円)
小・中学生/400円(300円)
( )内は20名以上の団体料金
企画展の観覧料で常設展もご覧になれます
パウル・クレー(1879〜1940)は、世界中で広く親しまれている画家です。とくに日本では、生まれた国スイスと同じほどに愛好家の多い国でもあります。これまでにも日本では幾度かクレーの展覧会が行なわれてきましたが、今回はクレーの旅を展覧会構成の軸に据えました。
クレーは10代の頃から故郷ベルンの町や、その郊外に広がるアルプスの山岳地帯をしばしば散歩し、それを出発点としてイタリア、フランス、北ドイツ、チュニジア、エジプトなど、生涯に渡ってさまざまな場所を訪れました。また、はるか遠くの異国や空想上の土地、死後の世界などにも思いを巡らせています。この展覧会ではこうした想像上の旅を描いた作品も含め、実際の旅の順序をふまえて、クレーの生涯に渡る制作を6章に区分けし、彼の旅と作品のかかわりを探ってみようと思います。
旅の途上で残されたスケッチや水彩、旅で得た題材をもとに構成された作品、また彼の内心に抱えられた旅の思い出から何年にもわたって生み出されたさまざまなヴァリエーション。今回は160点ほどの作品に加えて、絵葉書や旅に携えた資料、旅先の写真なども数多く展示します。それによって旅がどのようにクレーを刺激し、ひとつの旅が作品の中でどのように生まれ変わっていったかを想像しながら、密度の高い、そして時に楽しみに満ち、時には愁いに満ちたクレーの豊かな世界を堪能していただければ幸いです。

関連イベント

■ミュージアム・コンサート「忘れっぽい天使をめぐって」
 出演者:崎元譲氏(ハーモニカ)/吉松隆氏(作曲家)/樹神功氏(ギター)
     菅田富士江氏(ピアノ)
 5月4日[土] 14:00-
■講演会「クレーの旅を読む-イタリア、チュニジア、エジプトの旅から-」
 講師:西田秀穂氏(東北大学名誉教授)
 6月2日[土] 14:00-16:00
■ギャラリートーク
 4月26日[金]・5月10日[金]・5月24日[金]・6月7日[金] 各日14:00-


◆今後の巡回先
 2002年6月29日[土]- 8月18日[日] 三重県立美術館
 2002年8月31日[土]-10月20日[日] 松本市美術館

作品の性質上、巡回中に多数展示作品の入替を行います。ご了承下さい。

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)