企画展
出光コレクションによる ルオー展
- 日時
- 2005年10月8日(土)〜2005年11月27日(日)
- 場所
- 企画展示室
詳細
会 期: | 2005年10月8日[土]-11月27日[日] | |
主 催: | 岩手県立美術館、NHK盛岡放送局、NHK東北プランニング | |
後 援: | 仙台日仏協会・アリアンス・フランセーズ、盛岡日仏協会、岩手日報社、IBC岩手放送、テレビ岩手、岩手朝日テレビ、めんこいテレビ、エフエム岩手 | |
協 力: | 出光美術館 | |
出品点数: | 絵画209点(途中展示替あり) | |
観 覧 料: | 一般/800円(650円) 高校・学生/500円(400円) 小・中学生/300円(250円) ( )内は20名以上の団体料金 企画展の観覧料で常設展もご覧になれます |
20世紀最大の宗教画家と言われるジョルジュ・ルオー(1871-1958)。彼は社会の底辺に追いやられた人々の感情、権力者や為政者らが撒き散らす醜悪な思惑や不幸などといった、人々の幸せから遠く離れたものを批判的、また自虐的に描いてきました。父の死をきっかけに、これらのテーマは 「ミセレーレ」(旧約聖書詩篇の一節、「[神よ、我を]憐みたまえ」)というタイトルのもとに連作版画として結実しました。
ルオーの制作姿勢は、彼の奥深くにある宗教性に支えられています。その後の連作油彩画「受難」は、キリストの受難をテーマとしながらも、キリスト受難の背後に、人々の幸せと慈悲や平和を願う心の尊さが画面全体から滲みでる、正に珠玉の傑作とも称すべき作品です。
ルオーはその生涯にさまざまな困難と闘いながら数々の名作を生み出してきました。そのいずれもが彼の深い感情と敬虔なる宗教性に支えられており、ルオーを最大の宗教画家たらしめていると言えるでしょう。
いま岩手県立美術館でルオーの展覧会を開催するのは、私たちが、かつて考えられなかったような、むごたらしく、不条理な犯罪が多発し、人々の心の荒廃が進み、また経済的な停滞と不公平感が助長されつつある近年にあるからこそ、あらためて一人一人が願う幸せや社会の平和というかけがえのない願いに光を当てようと考えるからです。
「ミセレーレ」「受難」などの作品を通して、ルオーが描いてきたもの、その制作の姿勢、そこにかけがえのない何かを見出すことはできないでしょうか。
詳細はこちらから
http://www.nhkp.co.jp/tenran/rouault/index.html
ルオーの制作姿勢は、彼の奥深くにある宗教性に支えられています。その後の連作油彩画「受難」は、キリストの受難をテーマとしながらも、キリスト受難の背後に、人々の幸せと慈悲や平和を願う心の尊さが画面全体から滲みでる、正に珠玉の傑作とも称すべき作品です。
ルオーはその生涯にさまざまな困難と闘いながら数々の名作を生み出してきました。そのいずれもが彼の深い感情と敬虔なる宗教性に支えられており、ルオーを最大の宗教画家たらしめていると言えるでしょう。
いま岩手県立美術館でルオーの展覧会を開催するのは、私たちが、かつて考えられなかったような、むごたらしく、不条理な犯罪が多発し、人々の心の荒廃が進み、また経済的な停滞と不公平感が助長されつつある近年にあるからこそ、あらためて一人一人が願う幸せや社会の平和というかけがえのない願いに光を当てようと考えるからです。
「ミセレーレ」「受難」などの作品を通して、ルオーが描いてきたもの、その制作の姿勢、そこにかけがえのない何かを見出すことはできないでしょうか。
詳細はこちらから
http://www.nhkp.co.jp/tenran/rouault/index.html
関連イベント
■記念講演会「ルオーと私」
講師:野見山暁冶氏(画家)
11月6日[日] 14:00-15:30
■講座「ルオーの連作、『ミセレーレ』と『受難』」
講師:安井裕雄(当館専門学芸員)
11月19日[土] 14:00-15:30
■ギャラリートーク
10月21日[金]・11月4日[金]・11月5日[土]・11月18日[金] 各日14:00-
11月25日[金] 18:00-
講師:野見山暁冶氏(画家)
11月6日[日] 14:00-15:30
■講座「ルオーの連作、『ミセレーレ』と『受難』」
講師:安井裕雄(当館専門学芸員)
11月19日[土] 14:00-15:30
■ギャラリートーク
10月21日[金]・11月4日[金]・11月5日[土]・11月18日[金] 各日14:00-
11月25日[金] 18:00-