岩手県立美術館

企画展

待望のパリ・国立美術館コレクション ロダン-創造の秘密

日時
2006年9月23日(土)〜2006年11月5日(日) 
場所
企画展示室

詳細

会  期: 2006年9月23日[土]-11月5日[日]
主  催: 岩手県立美術館、読売新聞東京本社、テレビ岩手、フランス国立ロダン美術館、美術館連絡協議会
後  援: 外務省、フランス大使館、仙台日仏協会・アリアンス・フランセーズ、盛岡日仏協会、岩手日報社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、マ・シェリ
協  賛: 花王株式会社
協  力: 日本航空、アールアンテル、タウンアート
出品点数: 彫刻147点、素描、版画、写真など44点
観 覧 料: 一般/1000円(800円) 高校・学生/600円(500円)
小・中学生/400円(300円)
( )内は20名以上の団体料金
企画展の観覧料で常設展もご覧になれます
近代において最も著名な彫刻家、オーギュスト・ロダン。印象派の画家クロード・モネと同じ年、1840年に生まれたロダンは、1864年《鼻のつぶれた男》でサロン出品をめざし落選、さらに1877年に発表した《青銅時代》で議論の的となりましたが、徐々に評価を確立、《地獄の門》や《カレーの市民》などのモニュメンタルな大作の注文を受けました。1900年にはパリで開催された万国博覧会の会場近く、アルマ広場の特設パヴィリオンで個展を開催し、名声を確立しました。
日本に初めてロダンの作品がもたらされたのは1911年、雑誌『白樺』の同人たちがロダンの古稀のお祝いに浮世絵を贈ったところ、ロダンから3体の小像が返礼として届いたということです。その後、第二次世界大戦後には国立西洋美術館、近年では静岡県立美術館がロダンの大コレクションを所蔵するとともに、展覧会も繰り返し開催されて多くの愛好家に親しまれています。
近年、国立ロダン美術館が中心となってロダンが制作した多くの石膏作品の研究を進めてきました。その結果、これまでほとんど知られていなかったロダンの実験的な面が明らかになり、ロダンの創造過程において果たした石膏の役割が注目されるようになってきました。しかし石膏による作品は、これまで日本ではあまり公開されたことはありませんでした。「ロダン-創造の秘密」展には、フランス国立ロダン美術館の全面的な協力により彫刻147点、素描10点、版画8点、写真26点が出品されます。「白と黒の新しい世界」という展覧会のサブタイトルが示すように、石膏作品(=白)をよく知られたブロンズなどの作品(=黒)と対比することによりロダンの知られざる世界を紹介する、過去に類を見ない大規模なロダン展となります。

関連イベント

■開催記念講演会「ロダン、白と黒 Rodin. Noir et Blanc.」
 講師:フランソワ・ブランシュティエール氏
    (ロダン美術館学芸員 本展コミッショナー)
 9月23日[土・祝] 14:00-16:00
■開催記念講演会「ロダン、技法とその人」
 講師:藤原徹氏
    (東北芸術工科大学 美術史・文化財保存修復学科教授)
 10月15日[日] 14:00-15:30
■美術講座「ロダン:空間、断片、反復、合成」
 講師:安井裕雄(当館学芸員)
 10月14日[土] 14:00-15:00  
■ギャラリートーク
 9月30日[土]・10月6日[金]・10月20日[金] 各日14:00- 
 9月29日[金]・11月3日[金・祝] 各日18:00-


◆「ロダン-創造の秘密」展は岩手県立美術館での開催後以下のように巡回します。
 2006年11月18日[土]-2007年1月21日[日] 下関市立美術館
 2007年2月4日[日] - 3月25日[日] 静岡県立美術館
 2007年4月3日[火] - 5月13日[日] 兵庫県立美術館

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)