岩手県立美術館

企画展

ピカソ展 ルートヴィッヒ美術館コレクション

日時
2007年5月26日(土)〜2007年7月16日(月) 
場所
企画展示室

詳細

会  期: 2007年5月26日[土]-7月16日[月・祝]
主  催: 岩手県立美術館、岩手日報社、IBC岩手放送
後  援: ドイツ連邦共和国大使館、ドイツ連邦共和国総領事館、NHK盛岡放送局、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、岩手ケーブルテレビジョン、マ・シェリ
協  力: ルフトハンザ ドイツ航空
企画協力: ホワイトインターナショナル
出品作品: パブロ・ピカソによる絵画、版画、彫刻、陶芸 99点
写真家ロベルト・オテロによるピカソのポートレート写真 30点
観 覧 料: 一般/1000円(800円) 高校・学生/600円(500円)
小・中学生/400円(300円)
( )内は20名以上の団体料金
企画展の観覧料で常設展もご覧になれます
モダン・アートの歴史に大きな足跡を印したパブロ・ピカソ(1881-1973)は、20世紀最大の巨匠として今なお大きな影響力を持つ芸術家です。生涯にわたりスタイルの変貌を繰り返し、常に新しい表現の地平を追及し続けました。尽きることの無い旺盛な制作意欲は、絵画にとどまることなく、版画、彫刻、陶芸など多彩なジャンルに及び、91年の長い生涯を通じて膨大な作品を産み出しました。

ピカソに魅せられた数多くのコレクターの中でも、ドイツのルートヴィッヒ夫妻の名は、その知名度と重要性において常に筆頭に挙げられるものでしょう。夫妻が収集した約880点のピカソ・コレクションは、ピカソの制作分野や各時代の表現の変遷を網羅しています。それだけでなく、ピカソの家族の所蔵品を別とすれば、個人コレクションとしては世界最大の規模を誇るもので、現在はドイツ、ケルンのルートヴィッヒ美術館などで公開されています。

このルートヴィッヒ美術館のピカソ・コレクションが日本で公開されるのは10年ぶりとなります。本展では、99点の絵画、彫刻、陶芸、版画によりピカソ芸術の全貌を辿るだけでなく、友人の写真家ロベルト・オテロが晩年のピカソの姿を撮影した貴重な写真30点も加え、人間ピカソの素顔も併せてご紹介します。

以前実施したアンケートで「好きな美術家No.1」に挙げられたピカソの作品の数々がついに岩手県立美術館にやってきます。ピカソの作品は、当館の常設展でご紹介している萬鐵五郎や松本竣介ら日本の画家たちにも少なからず影響を与えました。常設展の画家たちの作品と一緒にご覧になることで、その影響力をあらためて感じ取っていただければ幸いです。

関連イベント

■講演会「ピカソ、天才の秘密-破壊から創造へ-」
 講師:大髙保二郎氏(早稲田大学文学学術院教授)
 6月9日[土] 14:00-15:30
■講演会「スペイン内戦とピカソ《ゲルニカ》-その成立過程と意義」
 講師:逢坂剛氏(作家)
 6月16日[土] 14:00-15:30
■ギャラリートーク
 6月1日[金]・6月15日[金]・
 7月6日[金] 14:00-
■アート・シネマ上映会3「ミステリアス ピカソ 天才の秘密」
 6月24日[日] 13:00-・15:00-
■アート・シネマ上映会4「サバイビング ピカソ」
 7月15日[日] 13:00-・15:30-


■ピカソ・その美と食を堪能する トーク&ディナー
 スペイン料理店オーナー・シェフであり長らくスペインの食文化を研究しているおおつきちひろ氏による、ピカソと母国スペイン、その食文化についての楽しいトークを聞きながら、スペインの家庭料理をお召し上がりください。

 日時:6月24日[日] 18:00-20:00
 場所:当館レストラン「パティオ」
 講師:おおつきちひろ氏(スペイン食文化研究家)
 主催:岩手県立美術館、岩手県立美術館友の会、メルク
 参加費:食事代として当日5,500円(コースは6品、ドリンク付)をいただきます

参加ご希望の方は往復葉書に①郵便番号②住所③電話番号④氏名(ふりがな)⑤性別⑥年齢⑦返信分の郵便番号、住所、氏名をご記入の上、〒020-0866 岩手県盛岡市本宮字松幅12-3 岩手県立美術館 ピカソ・ディナー係までご応募ください。1名様1口限りの応募となります。なお、応募多数の場合は抽選となります。6月10日[日]必着。

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)