企画展
トスカーナの風に抱かれて 千葉勝展
- 日時
- 2009年12月12日(土)〜2010年2月14日(日) 09:30〜18:00
- 場所
- 企画展示室
詳細
会 期: | 2009年12月12日[土]-2010年2月14日[日] |
会 場: | 企画展示室 |
開館時間: | 9:30-18:00(入館は17:30まで) |
休 館 日: | 月曜日(1月11日は開館)、12月29日[火]-1月3日[日]、1月12日[火] |
主 催: | 岩手県立美術館 |
後 援: | 岩手県商工会議所連合会、岩手日報社、NHK盛岡放送局、IBC岩手放送、テレビ岩手、めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、エフエム岩手、 岩手ケーブルテレビジョン、ラヂオもりおか、マ・シェリ、 情報紙 游悠 |
観 覧 料: | 一般/800円(650円) 高校・学生/500円(400円) 小・中学生/300円(250円) ( )内は20名以上の団体料金
|
岩手県立美術館では、明治以降現代に至る岩手ゆかりの作家の作品を収集し、常設展示をしています。岩手は大正時代に活躍した画家の萬鐵五郎をはじめ、絵画、彫刻、工芸の分野で多くの重要な作家を輩出している土地です。戦後も多くの作家が活躍しており、当館でも現代の県人作家の活動に焦点を当てて展覧会を行いたいと考えてきました。
その最初の作家に、岩手に生まれ、イタリアで活躍した画家・千葉勝を取り上げます。
千葉勝は、岩手県水沢市(現・奥州市)出身で、好んで使っていた"バーント・シエナ(焼けたシエナ土)"という褐色の絵の具の名がイタリア・トスカーナ地方のシエナに由来することを知り渡航、生涯シエナの街と自然を愛し、それらを描き続けた作家です。
画面には古都のたたずまいやイタリアの風土から得た心象が描かれますが、一方で和紙や箔を用い、ときに書や障壁画などを思わせる作風は、西洋と東洋の伝統の融合ともいえる独自の境地を切り開きました。またタブローにとどまらず、陶板やステンドグラスなど、創造の幅を拡げてゆき、豊かな展開を見せました。
これまで油彩画を中心とした展覧会は開催されたことがありますが、版画、陶板、ステンドグラスのほか作家が遺した多数のスケッチ、デッサン作品をあわせた大規模な回顧展は本展が初となります。作品、資料あわせて約120点を展示し、シエナに深く魅せられたひとりの画家の軌跡をたどるとともに、あらためてその魅力に迫ります。
その最初の作家に、岩手に生まれ、イタリアで活躍した画家・千葉勝を取り上げます。
千葉勝は、岩手県水沢市(現・奥州市)出身で、好んで使っていた"バーント・シエナ(焼けたシエナ土)"という褐色の絵の具の名がイタリア・トスカーナ地方のシエナに由来することを知り渡航、生涯シエナの街と自然を愛し、それらを描き続けた作家です。
画面には古都のたたずまいやイタリアの風土から得た心象が描かれますが、一方で和紙や箔を用い、ときに書や障壁画などを思わせる作風は、西洋と東洋の伝統の融合ともいえる独自の境地を切り開きました。またタブローにとどまらず、陶板やステンドグラスなど、創造の幅を拡げてゆき、豊かな展開を見せました。
これまで油彩画を中心とした展覧会は開催されたことがありますが、版画、陶板、ステンドグラスのほか作家が遺した多数のスケッチ、デッサン作品をあわせた大規模な回顧展は本展が初となります。作品、資料あわせて約120点を展示し、シエナに深く魅せられたひとりの画家の軌跡をたどるとともに、あらためてその魅力に迫ります。
関連イベント
■「千葉勝展」開催記念スペシャル対談
千葉郁世氏(アーティスト、千葉勝夫人)+
佐々木英也氏(東京藝術大学名誉教授、当館前館長)
12月12日[土] 14:00-15:00頃
■千葉勝展関連ワークショップ「ガラスの魅力 -高井啓司ワークショップ-」
2010年1月9日[土] 10:30-16:00
■ジュニアワークショップ・冬「ガラスの魅力 -高井啓司ワークショップ-」
2010年1月10日[日] 10:30-16:00
■学芸員講座「千葉勝の生涯と作品」吉田尊子(当館主任専門学芸員)
2010年1月24日[日] 14:00-15:00
■ギャラリートーク
12月18日[金]
2010年1月9日[土]・1月22日[金]・2月6日[土]
各日14:00-(30分程度)