常設展
第4期展示
- 日時
- 2013年2月2日(土)〜2013年4月14日(日)
- 場所
- 常設展示室
詳細
後期 3/12(火)〜4/14(日)
特集:救出された絵画たち-陸前高田市立博物館コレクションから-
今期の常設展特集展示では、2011年3月11日の東日本大震災で甚大な被害を受けた陸前高田市立博物館の文化財レスキューをとりあげます。陸前高田市立博物館には、動物・植物・地学・考古・民俗・歴史など幅広いジャンルにわたる資料が所蔵されていましたが、その中には油彩画、書、版画などの美術作品も150点以上ありました。
画像提供:東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援委員会
被災した美術作品のレスキュー活動は、2011年7月から9月にかけて、文化庁が主導する「東北地方太平洋沖地震被災文化財等救援事業(文化財レスキュー事業)」によって行われました。現場の統括にあたったのは、国内の美術館約360館が加盟する「全国美術館会議」という連絡組織です。当館は、岩手県ならびに全国美術館会議の一員としてこの活動に参加し、現在は応急処置の完了した作品の保管を行っています。
今回の特集展示では、レスキュー活動の概要をご報告するとともに、救出された美術作品の一部を、絵画を中心にご紹介します。被災作品の本格的な修復はこれから始まるため、現時点では、いずれの作品も、未だ完全とは呼べない状態ですが、レスキュー活動が一段落した現在、作品の現状と当時の活動内容について、多くの方にご理解いただくことが重要ではないかと考え、今回の展示を行うことにしました。
この特集展示が、陸前高田市立博物館の再生と、被災地域の文化活動の復興に向けたひとつの足掛かりとなることを願っています。
協力:陸前高田市教育委員会、陸前高田市立博物館
特別協力:全国美術館会議
今回の展示では、萬が生涯を通じて描いた様々なタイプの自画像をご覧いただけます。
《赤い目の自画像》
《点描風の自画像》
《土沢風景》
《筆立のある静物》
《木の間から見下した町 》
《裸婦(宝珠をもつ人)》
松本竣介・舟越保武展示室
全国巡回を終えた松本竣介の作品が、久しぶりに戻ってきました。《序説》や《盛岡風景》など、おなじみの代表作を展示します。
松本竣介
《序説》
《盛岡風景》
《鉄橋近く》
舟越保武
《原の城》
《聖セシリア》
《聖ベロニカ》
常設展 2012年 第4期展示 作品リスト(561.2KB)