岩手県立美術館

常設展

第3期展示

日時
2011年9月29日(木)〜2012年1月9日(月) 
場所
常設展示室

詳細

前期 9月29日[木]-11月13日[日]
後期 11月15日[火]-2012年1月9日[月・祝]

千葉 勝 《樹》 1970年

千葉 勝 《樹》 1970年

[特集] 新収蔵作品紹介

 第3期展示では第1期に引き続き、昨年度当館のコレクションに加わった作品を中心に紹介します。本特集では、岩手ゆかりの作家たちによる作品と、岩手を訪れて撮影を行った写真家たちの作品を展示します。

  千葉勝(ちば・しょう)は、初期作品のほか、彼が愛したイタリア、トスカーナ州の風土を作品にこめた作品をご覧いただけます。村上善男(むらかみ・よしお)は注射針から古文書に至るまで、あらゆる既製品を画面に貼り付けるアッサンブラージュ技法や、貨車の表示や数字を画面に取り込むことで独特の画面を作り上げたほかに、海岸に流れ着いた漂着物を組み合わせて、奇妙な姿のオブジェを作り上げてもいます。百瀬寿(ももせ・ひさし)は、1960年代に制作された最初期の作品を展示します。

 今回新たに収蔵作家に加わったヴァレンティーナ・サイデルは、岩手で活躍する作家たちのポートレートを、彼らがインスピレーションを受ける場所で捉えました。またデヴィッド・ファレルは自ら岩手の地を歩きながら、印象に残った風景をカメラに収めています。

 彼らの作り出す豊かな作品世界をお楽しみください。

村上善男 《積空1879》 1980年頃

村上善男 《積空1879》 1980年頃

常設展示室
 昨年度当館のコレクションに加わった千葉勝、村上善男、百瀬寿、ヴァレンティーナ・サイデル、デヴィッド・ファレルらの作品を中心に展示します。

千葉勝《勝沼風景》
千葉勝《踊る樹々》
村上善男《題名不詳》
村上善男《津軽七月耳鳴り止まず》
百瀬寿《May. 1967》
百瀬寿《Dec. 1967
ヴァレンティーナ・サイデル《exchange: 中津川、盛岡市、2004年10月|杉本みゆき、画家》
デヴィッド・ファレル《Twenty-Three Days in Iwate (European Eyes on Japan / Japan Today vol.7より)》

会期中に一部作品の入替えがあります。

萬鐵五郎 《雲のある自画像》 1912-13年

萬鐵五郎 《雲のある自画像》 1912-13年

萬鐵五郎展示室
代表的な油彩作品に水墨画を加え、萬鐵五郎の生涯を通じた画業を紹介します。


《婦人像》(後期のみ)
《女の顔(ボアの女)》
《仁丹とガス灯》(前期のみ)
《土沢風景》(前期のみ)
《風船を持つ女》
《雲のある自画像》
《地震の印象》
《水着姿》(後期のみ)

会期中に一部作品の入替えがあります。

舟越保武 《R嬢》 1956年頃

舟越保武 《R嬢》 1956年頃

松本竣介・舟越保武展示室
生涯を通じて交友のあった二人の作家の代表的な作品を展示します。


松本竣介
 《序説》
 《盛岡風景》
 《Y市の橋》
 

舟越保武
 《婦人胸像》
 《若い女の胸像》
 《聖セシリア》

会期中に一部作品の入替えがあります。

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)