常設展
第1期展示 特集:土と手の対話 -加守田章二、伊藤正、泉田之也-
- 日時
- 2016年4月22日(金)〜2016年7月3日(日)
- 場所
- 常設展示室
詳細
前期:4月22日(金)-5月29日(日)
後期:5月31日(火)-7月3日(日)
後期:5月31日(火)-7月3日(日)
加守田章二 《曲線彫文皿》 1970年
今期の常設展では、加守田章二(かもだ・しょうじ)、伊藤正(いとう・ただし)、泉田之也(いずみた・ゆきや)の陶芸作品を特集でご紹介します。
1960年代末から80年代初頭にかけて活躍し、「20世紀陶芸界の鬼才」と称される加守田章二(1933-1983)。共に尊敬する陶芸家として加守田の名を挙げ、現在、岩手県花巻市と九戸郡野田村でそれぞれ制作を行 っている伊藤正(1952- )と泉田之也(1966- )。これら3人に共通して見られるのは、轆轤(ろくろ)成形に頼らず、自らの手で土そのものの表情や個性を引き出しながら、独自の造形を追求する姿勢です。
加守田は珪石の粒が混じる遠野の土の質感を生かしつつ、過去の様式に捉われない斬新なデザインや形に挑み続けました。伊藤は自ら探し当てた土を用い、石のように硬く素朴な肌合いで、植物や貝殻など自然界の造形を髣髴(ほうふつ) とさせる作品を手がけています。極限まで薄く押し固めた面で構成される泉田の作品では、壊れる一歩手前で止まっているかのような緊張感のあるフォルムの中に、土の脆さやはかなさが暗示されています。
土という素材の可能性に対する飽くなき探究心から生み出された、三者三様の作品をお楽しみください。
加守田章二 《炉器壺》 1968年頃
伊藤正 《海の雫2012》 2012年
泉田之也 《溝(こう)》 2011年
五味清吉 《静物》1922年
高橋忠彌 《卓上静物-梨と瓶》1946年
鈴木盛久(13代) 《姥口蜻蛉釜》 1963年
ほか
伊藤正 《海の雫2012》 2012年
泉田之也 《溝(こう)》 2011年
五味清吉 《静物》1922年
高橋忠彌 《卓上静物-梨と瓶》1946年
鈴木盛久(13代) 《姥口蜻蛉釜》 1963年
ほか
会期中に一部作品の入替えがあります。
萬鐵五郎
《雲のある自画像》《風船をもつ女》《風景・丁字路》
《筆立のある静物》《木の間から見下した町》《風景(大根木に登る)》
ほか
《雲のある自画像》《風船をもつ女》《風景・丁字路》
《筆立のある静物》《木の間から見下した町》《風景(大根木に登る)》
ほか
会期中に一部作品の入替えがあります。
松本竣介 《有楽町駅付近》《序説》《Y市の橋》
ほか
舟越保武 《隕石》《原の城(頭像)》《LOLA》
ほか
会期中に一部作品の入替えがあります。