コレクション展
第1期 特集:萬鐵五郎 みづゑ(水彩画)の世界
- 日時
- 2025年4月25日(金)-7月21日(月・祝)
- 場所
- 常設展示室
詳細
前期:4月25日(金)-6月1日(日)
後期:6月3日(火)-7月21日(月・祝)
岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
今期は萬鐵五郎の生誕140年を記念して、当館で所蔵する萬の水彩画102点を、前後期に分けて一挙公開いたします。10代半ばの頃、『水彩画之栞(すいさいがのしおり)』(大下藤次郎(おおした・とうじろう)著)という技法入門書と出合った萬は、一読して「非常に清新とでもいう様なそそられる様な感じを受けた」といい、水彩画の写生にのめりこみます。本格的に油彩画に取り組むようになった後も、水彩画制作は断続的に続き、瑞々しく鮮やかな色彩による魅力的な作品がいくつも生み出されました。明るい色と光に満ちた萬鐵五郎の水絵(みずえ)の世界は、大胆で実験的な油彩画のイメージとは少し異なる画家の一面を伝えてくれます。本特集を通じて、萬鐵五郎への理解と関心をさらに深めていただければ幸いです。
このほか常設展示室では、佐藤醇吉(さとう・じゅんきち)、五味清吉(ごみ・せいきち)、深澤紅子(ふかざわ・こうこ)、村上善男(むらかみ・よしお)をはじめ、岩手の近現代美術史に登場する様々な郷土作家たちの作品をご紹介します。
なお、今期は萬鐵五郎展示室でも周年特別企画として、当館のベスト・セレクションと呼べる油彩画の代表作を揃えて展示しています。ぜひ特集と併せてお楽しみください。
今期は萬鐵五郎の生誕140年を記念して、当館で所蔵する萬の水彩画102点を、前後期に分けて一挙公開いたします。10代半ばの頃、『水彩画之栞(すいさいがのしおり)』(大下藤次郎(おおした・とうじろう)著)という技法入門書と出合った萬は、一読して「非常に清新とでもいう様なそそられる様な感じを受けた」といい、水彩画の写生にのめりこみます。本格的に油彩画に取り組むようになった後も、水彩画制作は断続的に続き、瑞々しく鮮やかな色彩による魅力的な作品がいくつも生み出されました。明るい色と光に満ちた萬鐵五郎の水絵(みずえ)の世界は、大胆で実験的な油彩画のイメージとは少し異なる画家の一面を伝えてくれます。本特集を通じて、萬鐵五郎への理解と関心をさらに深めていただければ幸いです。
このほか常設展示室では、佐藤醇吉(さとう・じゅんきち)、五味清吉(ごみ・せいきち)、深澤紅子(ふかざわ・こうこ)、村上善男(むらかみ・よしお)をはじめ、岩手の近現代美術史に登場する様々な郷土作家たちの作品をご紹介します。
なお、今期は萬鐵五郎展示室でも周年特別企画として、当館のベスト・セレクションと呼べる油彩画の代表作を揃えて展示しています。ぜひ特集と併せてお楽しみください。
常設展示室(特集展示以外)
佐藤醇吉《猊鼻渓》
深澤紅子《少女像 青いスカーフ》
村上善男《流点座標 Current Coordinates》 ほか
深澤紅子《少女像 青いスカーフ》
村上善男《流点座標 Current Coordinates》 ほか
萬鐵五郎展示室
《赤い目の自画像》
《女の顔(ボアの女)》
《少女(校服のとみ子)》 ほか
松本竣介・舟越保武展示室
松本竣介
《街(自転車)》
《盛岡風景》
《水を飲む子ども》 ほか
舟越保武
《隕石》
《女の顔》
《聖セシリア》 ほか
各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。
関連イベント
日時:毎月第2・第4土曜日 11:30-(30分程度)
「萬鐵五郎」「松本竣介」「舟越保武」など、毎回テーマを設定し、学芸員が展示解説を行います。
*テーマは変更する場合があります。
*参加ご希望の方は当日観覧のための常設展観覧券をお持ちの上、直接常設展示室にお越しください。
友の会ボランティアが常設展の展示作品について解説します。実施日時は前月下旬に当館ウェブサイトにてお知らせします。