コレクション展
第4期 特集:空想の世界を描く
- 日時
- 2024年1月27日(土)ー4月21日(日)
- 場所
- 常設展示室
詳細
前期:1月27日(土)ー3月10日(日)
後期:3月12日(火)ー4月21日(日)
岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、季節ごとに年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。
今期は、「空想の世界を描く」と題して、当館コレクションの中から、現実世界の模倣ではない、空想の世界を描いた絵画をご紹介します。「本物そっくり」という言葉は、美術品の誉め言葉としてしばしば用いられます。しかし絵画は、「本物」を描くばかりが取り柄ではありません。むしろ、目に映る世界を正確に写し取るという制約から解き放たれた分、自由に描き手の心中を画面に表すことができるのかもしれません。
高橋忠彌(たかはし・ちゅうや)は1944年から約6年に渡り、花園を舞台として、磔刑像や妖精など創作上の生き物などが佇む童話的な世界を幾つも描いています。澤田哲郎(さわだ・てつろう)の描く世界はモチーフが独特の歪みをもって描かれていて、現実とも幻想ともつかない雰囲気をたたえています。晴山英(はれやま・えい)はデカルコマニー(写し絵、転写画)の手法を用いたシュルレアリスム絵画(合理主義を否定し、夢と現実の矛盾した状態を表現する絵画)を得意としました。
自らの心を探求し、自分だけの風景を作り上げていった人々の世界をお楽しみください。
今期は、「空想の世界を描く」と題して、当館コレクションの中から、現実世界の模倣ではない、空想の世界を描いた絵画をご紹介します。「本物そっくり」という言葉は、美術品の誉め言葉としてしばしば用いられます。しかし絵画は、「本物」を描くばかりが取り柄ではありません。むしろ、目に映る世界を正確に写し取るという制約から解き放たれた分、自由に描き手の心中を画面に表すことができるのかもしれません。
高橋忠彌(たかはし・ちゅうや)は1944年から約6年に渡り、花園を舞台として、磔刑像や妖精など創作上の生き物などが佇む童話的な世界を幾つも描いています。澤田哲郎(さわだ・てつろう)の描く世界はモチーフが独特の歪みをもって描かれていて、現実とも幻想ともつかない雰囲気をたたえています。晴山英(はれやま・えい)はデカルコマニー(写し絵、転写画)の手法を用いたシュルレアリスム絵画(合理主義を否定し、夢と現実の矛盾した状態を表現する絵画)を得意としました。
自らの心を探求し、自分だけの風景を作り上げていった人々の世界をお楽しみください。
常設展示室
五味清吉《プラハ風景》
佐々木一郎《町裏風景》
古関六平《黎明の瞬》 ほか
佐々木一郎《町裏風景》
古関六平《黎明の瞬》 ほか
萬鐵五郎展示室
萬鐵五郎
《雪の風景》
《赤い目の自画像》
《点描風の自画像》 ほか
松本竣介・舟越保武展示室
松本竣介
《建物と人》
《議事堂のある風景》
《Y市の橋》 ほか
舟越保武
《女の顔》
《T嬢》
《聖ベロニカ》 ほか
各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。
2023年度 コレクション展 第4期 作品リスト(4.4MB)
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関連イベント
講師:種倉紀昭 氏[画家、岩手大学名誉教授]
日時:2024年2月17日 (土) 14:00ー15:30
場所:ホール
定員:100名(先着順)
*参加無料。参加ご希望の方は当日直接ホールにお越しください。
*詳しくは講演会「澤田哲郎 知られざる側面」のページをご覧ください。
日時:毎月第2・第4土曜日 11:30-(30分程度)
「萬鐵五郎」「松本竣介」「舟越保武」など、毎回テーマを設定し、学芸員が展示解説を行います。
*開始時間は変更する場合があります。
*参加ご希望の方は当日観覧のためのコレクション展観覧券をお持ちの上、直接常設展示室にお越しください。
友の会ボランティアが常設展の展示作品について解説します。実施日時は前月下旬に当館ウェブサイトにてお知らせします。