コレクション展
第1期 特集:没後20年 松田松雄
- 日時
- 2021年4月30日(金)ー7月18日(日)
- 場所
- 常設展示室
詳細
前期:4月30日(金)ー6月6日(日)
後期:6月8日(火)ー7月18日(日)
岩手県立美術館では、明治から現代にいたる岩手ゆかりの作家たちの作品を収集し、年4回展示替えを行いながら、常設展示室、萬鐵五郎(よろず・てつごろう)展示室、松本竣介(まつもと・しゅんすけ)・舟越保武(ふなこし・やすたけ)展示室の3室でコレクションを公開しています。また、会期ごとに特定の作家やジャンル、学芸員独自の視点などに基づくテーマを企画してご紹介する特集展示のコーナーを設けています。こうした活動を多くの皆様に知っていただくとともに、当館のコレクションにより親しみを持っていただきたいとの思いから、展示の名称を今期より「コレクション展」に変更しました。
今期の特集では、今年没後20年を迎える陸前高田市出身の画家、松田松雄(まつだ・まつお)(1937-2001)をご紹介します。松田は油絵を独学し、しばらく会社勤めをした後に、30歳で画家に転身した異色の経歴の持ち主です。福島県いわき市を活動拠点としましたが、盛岡でもたびたび個展を行い、多くのファンを魅了しました。当館では平成27(2015)年に回顧展を開催しています。
松田が一貫して描き続けたテーマは「人」でした。彼が目指したのは、目に見える姿かたちをただ写すのではなく、人間の複雑な心の動きや人生までをも象徴するような表現です。松田は自分自身の内面と徹底的に向き合うことで、自らの求める表現を深めていきました。本特集では初期から晩年までの作品を展示し、その制作の軌跡をたどります。
常設展示室
白石隆一 《三陸の魚》
百瀬寿 《Square-Green to Pink》
畠山孝一 《三陸わが庭》 ほか
萬鐵五郎展示室
萬鐵五郎
《雲のある自画像》
《薬罐と茶道具のある静物》
《枯れた花の静物》 ほか
松本竣介・舟越保武展示室
松本竣介
《黒い花》
《盛岡風景》
《Y市の橋》 ほか
舟越保武
《原の城》
《聖ベロニカ》
《マグダラ》 ほか
各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。
2021年度 コレクション展 第1期 作品リスト(998.7KB)
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関連イベント
コレクショントーク
日時:毎月第2・第4土曜日 11:30-(15分程度)
「萬鐵五郎」「松本竣介」「舟越保武」など、毎回テーマを設定し、学芸員が展示解説を行います。
*参加ご希望の方は当日観覧のためのコレクション展観覧券をお持ちの上、直接常設展示室にお越しください。