常設展
第2期展示 特集:新収蔵作品のご紹介
- 日時
- 2017年7月14日(金)〜2017年10月1日(日)
- 場所
- 常設展示室
詳細
前期:7月14日(金)~8月27日(日)
後期:8月29日(火)~10月1日(日)
獅子内武夫《橅林》1995年
今期の常設展では、平成28年度の新収蔵作品のなかから、代表的なものを中心にご覧いただきます。
絵画では、岩手を代表する近代彫刻家のひとりとして活躍しつつ、絵画の制作にも取り組んでいた吉川保正(きっかわ・やすまさ)、ブロンズや石膏による彫刻のほか、ドローイングや水彩画などで不思議な生き物を髣髴とさせるイメージを展開し、本年5月に逝去した舟越直木(ふなこし・なおき)、草木をモティーフとして、写実的表現によって光や大気、水のありようを一貫して表してきた戸村茂樹(とむら・しげき)の作品を展示します。
彫刻・工芸の分野でご紹介するのは、「かたち」を生む空間と素材を重視し、ずっしりとした鉄の重量感と周辺の空間との間に緊張感が生まれる作品を制作した土谷武(つちたに・たけし)、1914年(大正3年)に設置された「南部鋳金研究所」の初代所長として、伝統の技術を継承しつつ、南部鉄器の技術の改良と近代化に寄与した松橋宗明(まつはし・そうめい)の作品です。
また、新規収蔵作家として、病と老いで刻々と変化する己の身体を見据えながら、独特の迫力に満ちた自画像群を制作した児玉晃(こだま・あきら)、ブナ林をはじめとする自然の風景を詩情豊かに描き、多くの後進を育てた獅子内武夫(ししうち・たけお)が新たに加わりました。
個性豊かな作品の数々をお楽しみください。
吉川保正《裏岩手》
土谷武《蝉Ⅳ-a》
戸村茂樹《遠雷Ⅰ》
萬鐵五郎
《横すわりの裸婦》
《松島屏風》
《柳島風景》
《椿と林檎》
《風景》ほか
主要な萬鐵五郎作品については、巡回展「没後90年 萬鐵五郎展」への貸出のため、2018年1月19日(金)まで常設展ではご覧いただけませんのでご了承ください。
松本竣介
《序説》
《Y市の橋》
《人》ほか
舟越保武
《原の城(頭像)》
《聖クララ》ほか
各展示室において、会期中に一部作品の入替えがあります。
2017年度 常設展 第2期展示 作品リスト(2.8MB)