常設展
第1期展示 特集:橋本花
- 日時
- 2017年4月28日(金)〜2017年7月9日(日)
- 場所
- 常設展示室
常設展 第1期展示は、閉幕しました。
詳細
当館所蔵の主な萬鐵五郎作品は、当館での企画展「没後90年 萬鐵五郎展」(4月15日~6月18日)への出品後、2018年1月19日まで、他館で開催の同展に貸し出しのため、当館常設展ではご覧いただけません。ご了承ください。
橋本花《コスモス》1975-83年頃
今期の常設展では、昨年度、新たに当館の収蔵作家に加わった、青森県出身の女流画家、橋本花(はしもと・はな)の作品をご紹介します。
1905(明治38)年に青森県青森市で生まれた橋本は、女子美術学校在学中の1925(大正14)年、帝展に初出品で入選を果たして以後、青森初の本格的女流画家として活躍しました。東京での活躍の一方で、1929(昭和4)年に岩手県出身の画家、橋本八百二(はしもと・やおじ)と結婚すると、岩手県を度々訪れ、深澤紅子(ふかざわ・こうこ)ら女流画家をはじめとする県内作家と交流するなど、当県においても重要な画家といえます。
今回の特集展示では、当館に新収蔵された作品に、個人コレクションの優品を加えた22点をご覧いただきます。南米とヨーロッパで制作された、夕陽の海景や裏街の風景のほか、青森へと帰郷した晩年の作となる故郷の風景、さらには生涯を通して愛し、多くの橋本作品のモチーフとなった「花」を描いた作品など、ぜひこの機会に、豊かな色彩と東北の詩情にあふれた橋本花の世界をお楽しみください。
なお、主な萬鐵五郎作品は、当館で開催の企画展「没後90年 萬鐵五郎展」(4月15日~6月18日)への出品後、2018年1月19日まで、国内美術館を巡回します。そのため、今期は萬鐵五郎が撮影した写真の数々をパネルによりご覧いただきます。
2017年度 常設展 第1期展示 作品リスト(4.8MB)