岩手県立美術館

常設展

第4期展示 特集:ひとのかたち

日時
2016年1月23日(土)〜2016年4月17日(日) 
場所
常設展示室

詳細

前期:1月23日(土)―3月6日(日)
後期:3月8日(火)―4月17日(日)
今年度の常設展第4期展では、「ひとのかたち」と題して特集展示を行います。
 ひとのかたちは、古今東西における造形の主題として普遍的であり、汲めども尽きぬ魅力を湛えています。近代以降は、人の姿かたちを写実的に再現した作品もあれば、大胆にデフォルメした形のものなど、多様な表現が見られます。作家たちが人間の身体をどのようなものと捉え、またいかに表現しようと試みたのか、コレクションのなかに探ってみようとするものです。本特集では、堀江尚志(ほりえなおし)、佐藤祐司(さとうゆうじ)、舟越桂(ふなこしかつら)らによる独特の存在感をもつ彫刻作品や、絵画では萬鐡五郎(よろずてつごろう)、麻生三郎(あそうさぶろう)、宇津宮功(うつのみやいさお)らのユニークな表現による作品をご紹介します。
 またそのほかに、岩手の自然や風景を表現した作品を中心に展示しています。厳しくも豊かな自然に恵まれた岩手の風土を感じさせる作品の数々をご観覧下さい。
 なお、本展会期中には東日本大震災から5年の節目を迎えます。2011年に実施された文化財レスキュー事業により救出された文化財は、いまもなお各地で修復の作業が進められています。県内では岩手県立博物館敷地内に設置された修復センターを拠点に、保存科学や修復の専門家らの手により、被災した文化財を修復し保存していくための継続的な取り組みが行われています。
 3月8日からの後期展示では、ロビーで公開中の柳原義達(やなぎはらよしたつ)の彫刻作品に加え、この間の活動により修復の完了した行木正義(なめきまさよし)の作品を展示するとともに、岩手県立博物館の修復センターでの修復活動の様子も併せてご紹介します。
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佐藤祐司 《トルソ》 1985年


昆野恆 《トルソ》 1977年
佐藤祐司 《トルソ》 1985年
舟越桂 《冬の会話》 1998年

五味清吉 《区界風景》 1929年
畠山孝一 《三陸わが庭》 1999年
本田健 《山あるき―九月》 2003年
ほか
※3月8日より
行木正義 《作品79》 1979年
会期中に一部作品の入替えがあります。
萬鐵五郎
《雪の風景》《雲のある自画像》《赤い目の自画像》
《風景・丁字路》《木の間から見下した町》《地震の印象》
ほか
会期中に一部作品の入替えがあります。
松本竣介 《序説》《Y市の橋》《盛岡風景》
ほか
舟越保武 《隕石》《聖セシリア》《原の城》《LOLA》
ほか

会期中に一部作品の入替えがあります。

岩手県立美術館

所在地
〒020-0866
岩手県盛岡市本宮字松幅12-3
電話
019-658-1711
開館時間
9:30〜18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日(ただし月曜日が祝日、振替休日の場合は開館し、直後の平日に休館)
年末年始(12月29日から1月3日まで)