常設展
第3期展示 特集:新収蔵作品のご紹介2
- 日時
- 2015年10月10日(土)〜2016年1月17日(日)
- 場所
- 常設展示室
詳細
前期:10月10日(土)―11月23日(月・祝)
後期:11月25日(水)―1月17日(日)
後期:11月25日(水)―1月17日(日)
今年度の常設展では、第2期と第3期において、平成26年度の新収蔵作品を中心にご覧いただいておりますが、今期はそのうちの6作家による作品をご紹介します。
海野経(うんの・おさむ)は岩手大学で教鞭をとったこともあり、長く盛岡で活躍した作家です。今回、海野が1979(昭和54)年頃から頻繁に手掛けるようになる、中近東をテーマにした人物像や盛岡の風景画、アトリエに座る人物像などの4点を取得しました。
葛巻町出身の勝正弘(かつ・まさひろ)は、自然の風物や曼荼羅を主題とした漆絵を長く制作し続けている作家です。今回、初期の抽象作品と近作の2点を取得しました。近作では、伝統的な花鳥風月を扱った主題の中にも、作者独自の工夫が施されています。
海野経《画室のS》 1977年
一関市出身の佐藤紘行(さとう・ひろゆき)は、女性像を追求した作品で知られています。石とも金属とも異なる、独特の質感を備えたテラコッタによる彫刻作品のほかに、ドローイング作品を合わせて展示します。
野田村在住の泉田之也(いずみた・ゆきや)は、固まった(固められた)土の表情に深い愛着を持ち、土の質感を生かした抽象的な形態の陶芸作品を一貫して制作しています。今回取得した3点の作品は、緩やかな曲線が特徴的であり、繊細さの中に力強さが込められています。
今回は、専門の美術教育を受けない人によって制作されたアール・ブリュット作品も収集されています。一戸町在住の上田志保(うえだ・しほ)は「こゆびとさん」と名づけたカラフルで小さな生き物たちが画面内にひしめく作品を制作し続けています。また盛岡市出身の八重樫道代(やえがし・みちよ)の作品は、鋭角的な形や虹のような造形が鮮やかな色彩によって織りなされています。
さらに充実した岩手県立美術館のコレクションをお楽しみください。
上田志保 《こゆびとさん》 2002年
八重樫道代 《レインボーフェスティバル》 1999年
勝正弘 《晨》 1963年
泉田之也 《帯》 2003年
ほか
八重樫道代 《レインボーフェスティバル》 1999年
勝正弘 《晨》 1963年
泉田之也 《帯》 2003年
ほか
会期中に一部作品の入替えがあります。
萬鐵五郎《婦人像》《雲のある自画像》《赤い目の自画像》
《風景・丁字路》《男》《羅布かづく人》
ほか
《風景・丁字路》《男》《羅布かづく人》
ほか
会期中に一部作品の入替えがあります。
松本竣介《序説》《Y市の橋》《盛岡風景》
ほか
ほか
舟越保武《聖セシリア》《原の城》
ほか
ほか
会期中に一部作品の入替えがあります。
特別展示関連イベント
常設展関連講座ワークショップ「デッサン 舟越保武作品を描く」
講師:大野正勝[当館学芸普及課長]
日時:2015年10月25日(日) 10:30-16:00(休憩12:00-13:00)
申込〆切:10月11日(日)必着
2015年度 常設展 第3期展示 作品リスト(4.1MB)