イベント
講演会2「役に立たない編集講義 ブルーノ・ムナーリの本を作る愉しみ」
- 日時
- 2018年10月6日(土) 14:00〜15:30
- 場所
- ホール
詳細
講師:田中優子(たなか・ゆうこ)氏
[河出書房新社 編集第4部 第2課]
ブルーノ・ムナーリの本は現在コライーニ社がすべての版権を管理しており、彼らの厳しくかつ緩いイタリア式な制作活動のなかで日本語版を制作しなければならないという状況にある。
アルファベットの文字を使う言語ならともかく、日本語というまったく違う文字に翻訳して置き換える作業には制約もある。美術書、絵本を翻訳出版する時に、デザインも翻訳できる(ないしは、する)ものなのか。
翻訳書籍を共同制作する編集者として、ムナーリの本作りを通して発見できたことできなかったこと、ムナーリの絵本を取り巻く日本の出版事情についてなど「役に立たない編集者」ならではの視点で語りたいと思います。
プロフィール:国際基督教大学教養学部社会学科卒業。文藝編集部を経て、海外翻訳書籍の編集および海外からの版権輸入を担当。エドワード・ゴーリー、ショーン・タンなどの絵本作家を紹介するほか、世界文学全集の版権担当や大型図鑑、文芸、哲学、美術から実用書まで幅広いジャンルの編集を手がける。
ムナーリの代表作である『闇の夜に』『ムナーリの機械』は、イタリアで共同制作した。
定員:一般120名
参加無料、申込不要。当日直接ホールへお越しください。