vol.75 僕だけの愉しみ
主任主査 関 成雄
2016.11
当美術館の愉しみかたって、何だろうか。
その時開催している企画展示の観覧や岩手が誇る偉大な作家たちの常設展示の観覧? ランチやコースがとても美味しいレストランで中央公園の四季を感じながらの食事? ラウンジにてココナッツチェアに深く腰掛け夢の続き? グランドギャラリーの圧倒的な存在感の中に身を置いてみる? 化粧室に使われている大理石の不思議な模様? 照明器具の種類と取付け位置の観察? ミュージアムショップに置かれている新入荷の小物たち? どの場所から見たときの外観が好き? 自分だけの隠れ家的スポットの企画展示室休憩所? スタジオ内の解放感抜群の大きなガラス窓と天井の吹き抜け? 常設展示室廊下の突当り三角ゾーン(企画展示室出口右側も)? ホールの程よい広さと安定感? ライブラリーに置かれている図書やポスター? その後ろにある長いベンチと岩手山の眺望? デジタルビジョンの映像資料? 館内手摺の形状とその取付部分の南部鉄器? 等まだまだ沢山の楽しみ方があると思う。
個人的には比較的空いている平日の雨が降っている日が好きだ。 そんな日は展示作品と自分との対話が思う存分できる日だ。何もかも忘れ、目の前にある作品と対峙できる瞬間、≪今日は君と何を話そうかな~そんなに考え込まなくても良いと思うけど~やっぱり面白いね君は≫最高のひと時。
当館は展示室以外は全部無料スペースなので、休憩はもちろん、ライブラリーでの図書閲覧、グランドギャラリーを使用しての記念写真も人気です。
皆様も美術館で色々な愉しみを見つけに来てみてはいかがでしょう。