vol.63 印刷物の旅
常勤契約職員 庄司 円
2015.9
夏が終わり朝晩の冷え込みを感じる今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。秋の気配と共にやってくるのがお待ちかね、当館の季刊スケジュールでございます(秋の他には、春の気配、夏の気配、正月の気配などと共にやってきます)。当館が発行するスケジュール・アプリーレ・企画展チラシなどの印刷物は、館内で配布する他に、広報協力店さんや全国津々浦々(北は北海道、南は沖縄まで!)の美術館等施設にお届けしております。
今回は、最近発行された季刊スケジュール10-12月号を例にとって、当館が発行する印刷物がどのように全国の皆様のお手元に届くのかをご紹介いたします。
季刊スケジュール編集の様子はFrom Staff vol.56でご紹介した通りですが、編集作業と並行して、発送の準備も進んでいきます。
準備が始まるのは、印刷物納品日の約3週間前。まずは「配布計画」の作成です。配布計画とは、当館の住所録をもとに「どの送り先に印刷物を何部送るか?」を示した指示書のようなもの。この配布計画によって、発送に必要な印刷物の部数・送る荷物一つ一つの重さ・使用する封筒の種類…などが決まります。住所録の件数は日々増減しますし、印刷物の重さも、使用する紙の種類により若干の変動がありますので、配布計画は毎回こまごまとした修正が必要です。
配布計画が無事完成したら、これをもとに、発送を代行していただく運送会社さんから発送にかかる費用の見積もりを頂戴します。おおよそこの頃、印刷会社さんから印刷物本体が納品されます。
今回は、最近発行された季刊スケジュール10-12月号を例にとって、当館が発行する印刷物がどのように全国の皆様のお手元に届くのかをご紹介いたします。
季刊スケジュール編集の様子はFrom Staff vol.56でご紹介した通りですが、編集作業と並行して、発送の準備も進んでいきます。
準備が始まるのは、印刷物納品日の約3週間前。まずは「配布計画」の作成です。配布計画とは、当館の住所録をもとに「どの送り先に印刷物を何部送るか?」を示した指示書のようなもの。この配布計画によって、発送に必要な印刷物の部数・送る荷物一つ一つの重さ・使用する封筒の種類…などが決まります。住所録の件数は日々増減しますし、印刷物の重さも、使用する紙の種類により若干の変動がありますので、配布計画は毎回こまごまとした修正が必要です。
配布計画が無事完成したら、これをもとに、発送を代行していただく運送会社さんから発送にかかる費用の見積もりを頂戴します。おおよそこの頃、印刷会社さんから印刷物本体が納品されます。
刷りたてほやほやのスケジュール。まだあどけない表情をしています
出来上がったばかりの印刷物たちは、ここで無慈悲にも「館内で配布する分」「発送する分」にえいやっと仕分けされます。「発送する分」の印刷物たちは少しの間、トラックヤードで運送会社さんがお迎えに来てくれるのをじっと待ちます。
「発送する分」のスケジュール。どことなく緊張の面持ちです
納品から数日後、運送会社さんに印刷物、発送に使う封筒(当館ロゴ入り)、添書などをお渡しして、旅立ちを見送ります。この後は、運送会社さんの手で全国に印刷物が届けられます。
スケジュール・アプリーレ・企画展印刷物は配布先が多いので、現在はこのように運送業者さんに発送を依頼しておりますが、これら以外のワークショップ・講座等の館内イベントチラシは比較的配布先が少ないため、主に当館職員で発送作業を行っています(開館当初は、スケジュール等も職員で発送を行っていました)。配布先が少ないとはいえ、送るチラシの数は数千枚。決して楽ではない発送作業ですが、職員からは意外にも「割と楽しい」「パソコン疲れの息抜きになる」「今日は発送作業を楽しみに来た」などの喜びの声(?)が寄せられています(もちろん、普段のお仕事もしっかりやっております…)。
このような旅を経て全国各地に届けられている当館の印刷物。お見掛けの際は、ぜひお手に取ってみてくださいね。