vol.51 美術館の機械監視の仕事
主査 千葉 達也
2014.09
普段美術館では、どれくらいの人数が働いているか、考えたことがありますか。
普段は大体……。50名程度の職員が勤務しています。多いと思われたでしょうか、少ないと思われたでしょうか。
美術館での仕事といえば、大抵の方が展覧会など事業の企画や実施をする学芸員の仕事を想像されると思いますが、学芸スタッフの他にも、主にお金に関することを取扱う総務スタッフ、展覧会の受付・作品看視スタッフ、機械監視スタッフ、清掃スタッフ、警備スタッフ、レストランやショップのスタッフなど、様々な職種の職員が勤務しています。
その中でも今回、「機械監視スタッフ」の仕事をご紹介したいと思います。
機械監視の仕事は文字通り、空調設備や電気設備をはじめとする美術館の様々な設備の運転・管理を行う仕事で、どこの施設や店舗などにもいる職種です。
この機械監視の仕事は、なかなかお客様の目に触れることの無い、裏方の仕事ですが、普通の店舗などとは違って、美術館の機械監視の仕事は、地味ですが重要で責任のある仕事です。
美術館では、来館されたみなさんに快適な温湿度環境を提供することはもちろんのこと、たくさんの収蔵作品や企画展や常設展に展示中の作品の温湿度管理が必要です。美術作品はとてもデリケートで、良好な状態を維持し後世に残していくためにも、厳密で一定の温湿度管理が求められます。(このあたりは過去のFrom Staffで詳しく触れられていますので、是非ご覧ください。)
この美術館ならではの厳しい温湿度管理をクリアするために、機械監視の職員は、日中はもちろんのこと、夜間も職員がローテーションで常駐し24時間体制で空調機の運転管理を行い作品に適切な温湿度管理を行っています。
そのほか、設備トラブルを未然に防ぐために普段から設備点検を行い、修繕箇所のチェックを行うことはもちろん、高所作業車を使った展示室の照明の交換、軽微な設備補修など、さまざまな施設、設備にかかわる仕事に携わっています。
特にも、毎週月曜日の休館日は開館中に行うことができないような大掛かりや修繕や大きな音がでる修繕などを集中的に実施して翌日からの開館に備えています。
こんなふうに機械監視スタッフは来館されるみなさんが安心・安全でかつ快適な鑑賞環境を提供できるよう、見えないところで日々努力しています。
機械監視のみなさん。いつもお疲れ様です!
普段は大体……。50名程度の職員が勤務しています。多いと思われたでしょうか、少ないと思われたでしょうか。
美術館での仕事といえば、大抵の方が展覧会など事業の企画や実施をする学芸員の仕事を想像されると思いますが、学芸スタッフの他にも、主にお金に関することを取扱う総務スタッフ、展覧会の受付・作品看視スタッフ、機械監視スタッフ、清掃スタッフ、警備スタッフ、レストランやショップのスタッフなど、様々な職種の職員が勤務しています。
その中でも今回、「機械監視スタッフ」の仕事をご紹介したいと思います。
機械監視の仕事は文字通り、空調設備や電気設備をはじめとする美術館の様々な設備の運転・管理を行う仕事で、どこの施設や店舗などにもいる職種です。
この機械監視の仕事は、なかなかお客様の目に触れることの無い、裏方の仕事ですが、普通の店舗などとは違って、美術館の機械監視の仕事は、地味ですが重要で責任のある仕事です。
美術館では、来館されたみなさんに快適な温湿度環境を提供することはもちろんのこと、たくさんの収蔵作品や企画展や常設展に展示中の作品の温湿度管理が必要です。美術作品はとてもデリケートで、良好な状態を維持し後世に残していくためにも、厳密で一定の温湿度管理が求められます。(このあたりは過去のFrom Staffで詳しく触れられていますので、是非ご覧ください。)
この美術館ならではの厳しい温湿度管理をクリアするために、機械監視の職員は、日中はもちろんのこと、夜間も職員がローテーションで常駐し24時間体制で空調機の運転管理を行い作品に適切な温湿度管理を行っています。
そのほか、設備トラブルを未然に防ぐために普段から設備点検を行い、修繕箇所のチェックを行うことはもちろん、高所作業車を使った展示室の照明の交換、軽微な設備補修など、さまざまな施設、設備にかかわる仕事に携わっています。
特にも、毎週月曜日の休館日は開館中に行うことができないような大掛かりや修繕や大きな音がでる修繕などを集中的に実施して翌日からの開館に備えています。
こんなふうに機械監視スタッフは来館されるみなさんが安心・安全でかつ快適な鑑賞環境を提供できるよう、見えないところで日々努力しています。
機械監視のみなさん。いつもお疲れ様です!