vol.48 アートデオヤコ抽選
専門学芸調査員 加藤靖子
2014.06
美術館の人気プログラムのひとつ「アートデオヤコ」。毎月たくさんの参加申し込みを頂いております。最近では、親子10組の参加枠をめぐって、3倍を超える倍率になることもしばしば…。「なかなか当選しなくて、残念です…。」「はがきで申し込んだほうが、当選しやすいの?」「早く申し込んだ方が当選確率高いの?」ご応募いただいたみなさまから、よくこんなお声が寄せられます。実際、参加者決定はどうやっているの?ということで今回は、「アートデオヤコ抽選」についてお話します。
「それでは、抽選しますか…。」締切日の17:00すぎ。応募順に番号を振った名簿を手に、おもむろに机上に置くのはこの手作りの「棒くじ」→。
そう、すべてはこの「棒くじ」による抽選で決定しています!みなさま「はがき当選しやすい説」も「早期申込み有利説」も全く関係ございません。純粋に抽選による決定なのです。
くじを引くのは、オヤコ担当スタッフ。2、3人で10本を引きます。「私、くじ運いいんです!」というスタッフには、多く引いてもらいます。(この場合、くじ運がどこに生かされているのかは分かりません)抽選後、当選&落選のお知らせはがきを郵送します。「きっと楽しみにしてるだろうなぁ。」「落選はがきは、もらったらがっかりだよなぁ。」そう思うとスタッフ一同、毎回心が痛みます。
昨年から応募数増大で「なかなか当選しない」という方の割合が特に多くなりました。基本的には「純粋に抽選!」なのですが、実は、応募状況によって、なるべく同じ方が連続落選にならないように配慮した抽選を行うこともあります。通常の抽選と合わせて、毎月ご応募頂きながら連続で落選している方々から、何組か「当選枠」を設けて抽選するというものです。ですから、落選はがきにめげずにどうぞご応募ください!
たくさんのオヤコのみなさまに、楽しい造形体験、笑顔あふれるステキな時間を過ごして頂きたいと思っております。